「7日でわかるパチスロの稼ぎ方講座」、本日は2日目。
実際のところ、あなたが1日分ずつ進めているのか、一気に数日分をこなしているのかは分からないのだが、ともあれ2回目の講座となる。
前回は基礎の基礎、パチスロとは何か、抽選の仕組みといった話題を扱った。
それに比べると今回は、一般的なパチスロユーザーであっても理解していない人のほうが多いであろう領域に突入する。
それは、「パチスロで稼げる理由」だ。
一般的にギャンブルの一種とされるパチスロで「稼ぐ」とはどういう事なのか、なぜパチスロで稼げると言えるのかを、理屈立てて説明していく。
なにやら難しい話をされそうだと思ったかもしれないが、心配はいらない。
個別の内容はそれほど難しいものではなく、一つ一つ紐解いて行けば簡単な話ばかりである。
しかし読み飛ばしてしまうと、しっかりと理解する事ができない可能性があるので、じっくりと読み進めてもらいたい。
それでは2日目、行ってみよう。
「パチスロで稼ぐ」とはどういう事か
そもそも「パチスロで稼ぐ」とは、どういう意味かについて予め説明しておく。
この講座で言う所の「パチスロで稼ぐ」というのは、「運良く沢山勝つ」という話ではない。
一日単位の収支については、多分に運の要素が絡んでくる。
何も考えずいい加減に好きな台を打っていても、短期間で見れば勝利を重ねて大幅なプラス収支になる事は多々あるだろう。
しかし、それはこの講座で言うところの「稼ぐ」という状態ではない。
パチスロで稼ぐというのは、「運否天賦を乗り越えて、必然的にプラス収支を積み上げる事」だ。
多くのスロッターは「勝ちたい」とか「勝てたらいいな」といった心境でホールに足を運ぶ。
しかしパチスロで稼ぐ人間の心理は、そういった希望的観測に立ったものではない。
パチスロで稼ぐというのは、「当然の事として勝つ、結果的に勝っている」という心理であり、そのような状況を実現する事だ。
「今日勝てたら良いな」「明日は勝ちたいな」というのが普通のスロッター心理。
それに対してパチスロで稼ぐ人間の心理は、「今日勝てなくても、明日勝てなくても、振り返れば勝っている」というものだ。
「パチスロで稼げる」は本当か
考えてみて欲しい。
もしパチスロが当講座で言うように「7日で誰でも稼ぎ方が分かる」ようなものであるなら、ホールは連日赤字を垂れ流す営業を続けて、早々に潰れてしまっているのではないか。
あるいはその状況に耐えられず、ホールは即営業を停止するだろう。
しかし、実際にはそうはなっていない。
今日も明日も、恐らくは来年も再来年も、賑わうホールは営業を続けていくはずだ。
なのに本講座では、「誰でも稼げる」と標榜して、しかも7日間でそれが身に付くとすら言っている。
「本当か?」「なんか怪しい」・・・こう思ったとしたら、アナタはマトモな感性の持ち主だろう。
しかし、実際の所として「パチスロで稼げる」のは事実なのだ。
一般的な価値観に照らし合わせれば、パチスロとはギャンブル、博打である。
当たるも八卦、当たらぬも八卦、そんな世界において「稼ぐ」というのは一体どういう事なのか。
多くの人にとってはピンとこない世界観かもしれない。
2日目の本講座では、どうしてそういった事が可能なのかについて、いくつかの理由をあげて解説していく。
恐らくは今回だけでは稼げる実感は得られない人も少なくないだろう。
しかし、理屈としては理解してほしい。
その上で3日目以降へ進んでもらえれば、より現実的に「稼げる」と思えるようになるはずだ。
パチスロで稼げる理由
どうしてパチスロで稼げると言えるのか、その要因をいくつか挙げて説明していこう。
「設定」がある
まずはこの点を説明しない事には話を始められないだろう。
パチスロには「設定」と言うものがある。
パチスロには内部的な数値(ボーナスが当選する確率や小役の確率、ARTなどの抽選確率など)を段階的に設定できる機能として「設定」というものが用意されているのだ。
この設定というものは、基本的には6段階で調整する事が出来る様になっており、設定1は負けやすく、設定6は勝ちやすいとなっているのが普通である。
例えばここで、アイムジャグラーEXのスペック表を見てみよう。
ボーナス確率 | 機械割 | |
設定1 | 1/168.5 | 97.0% |
設定2 | 1/161.0 | 98.0% |
設定3 | 1/148.6 | 99.5% |
設定4 | 1/142.2 | 101.1% |
設定5 | 1/128.5 | 103.3% |
設定6 | 1/127.5 | 105.5% |
「機械割」の意味が分からない人もいるだろうが、これについては後日説明するため、ここでは細かくは説明しない。
簡単に言えば「100%でプラマイゼロ」、「100%より大きければ勝ちやすい」、「100%より小さければ負けやすい」という意味だと思って問題ない。
そう見てみると、設定6は機械割105.5%だから「勝ちやすい」、それに対して設定1は機械割97.0%だから「負けやすい」と見る事ができる。
ボーナス確率についても、設定1に向かうほど当たりづらくなり、設定6に向かうほど当たりやすくなっている。
こういった設定というものがパチスロには存在しており、同じ機種の台であっても、設定1になっている台と設定6になっている台では、ボーナスの当たり方はもちろん、最終的な勝ちやすさに大きな差が生まれる。
このような設定の違いによって、勝ちやすい状況と負けやすい状況が存在しているのがパチスロというものであり、より勝ちやすい状況で多く打つ事が出来れば、パチスロで継続的に勝つ事が出来るという事になる。
何も知らずにホールを眺めて見ると、同じ機種が複数台設置されていて、どの台を打っても同じように見えるだろう。
しかし実際には、内部的な設定によって、よりボーナスを引きやすい台、よりARTに突入しやすい台、といったように、優遇されている台と冷遇されている台が存在しているのだ。
ちなみにここまでの説明で、「絶対に勝てる」とか「絶対に負ける」ではなく、「勝ちやすい」「負けやすい」と表現しているのにはワケがある。
抽選回数を増やせば平均的な結果が得られる
機械割について「100%を超えれば勝ちやすく、下回れば負けやすい」と表現したが、ここでの表現が「やすい」といった曖昧さを持っている事には明確な意味がある。
例えば、機械割が100%を下回る設定の台を永遠に打ち続けると、確実に負債が積みあがると断言できる。
一方で、機械割が100%を上回る設定の台を永遠に打ち続ければ、確実に大きなプラス収支を積み上げる事ができる事も断言できる。
しかし、時間は有限であり、永遠に打ち続けるという前提がそもそも成立しない。
となると問題なのは、永遠は無理だとしても、実際の所はどれぐらい打ち続ければ「確実に〇〇〇」と言えるのかという事。
ホールの営業時間は、一部の例外的状況や地域を除けば、9時~10時頃に開店して、23時頃に閉店するという事が法的に定められている。
いくらホール側が「うちのホールは365日24時間年中無休で営業したい」と言ったとしても、それは許されないのだ。
ホールの営業時間が最長でも14時間という事は、ユーザー側としても最長で14時間程度しか打ち続ける事ができないという事だ。
この14時間という時間では、「絶対に勝てる」とか「絶対に負ける」と言えるほど、確実な結果は期待できないのが実際の所である。
もしこれが、14時間の100倍、1400時間打ち続ける事が出来るとすればどうだろう。
それだけ長時間アイムジャグラーEXの設定6を打ち続ければ「確実に勝てる」と言えるし、設定1を打ち続ければ「確実に負ける」とも言える。
しかし実際に連続稼働が可能なのは、ホール営業時間である14時間程度でしかない。
ましてや、少し暇の出来た数時間だけ稼働したという程度での稼働時間では、その結果については「勝ちやすい」とか「負けやすい」と表現するのが精一杯なのだ。
例えば、1回100円のクジがあったとして、1/10で当たりが入っており、当たった時には1万円をもらえるとする。
このクジは明らかに「超お得」である事は分かってもらえると思うが、とは言え1回や2回引いただけでは当たりクジを引き当てられない事の方が多く、その時点ではクジを引く時に支払った100円や200円分を丸々損している状況になる。
しかしこれを、20回、30回、50回、100回と引く事ができるのなら、ほぼ間違いなく「大儲け」できる事は明らかだ。
パチスロの設定というものも、これと同様である。
十分な回数の抽選を受ける事さえ出来れば、確実な結果が得られるのだが、たった14時間しかない1日の営業時間だけでは、到底試行回数が足りないのだ。
だからパチスロは、設定6のような良い設定(これを高設定と言う)を打てたとしても、1日単位では絶対に勝てるわけではなく、あくまでも「勝ちやすい」としか言えない。
しかし、長い目で見ればこの「勝ちやすい」台を打ち続ける事で、結果的には「確実に稼げる」状況を生み出す事が出来るのである。
ギャンブルの中では「甘い」
パチスロは普通の感覚で言えば、ギャンブル(賭け事)の一種として認知されていると思う。
日本で一般的に認知されているギャンブルと言えば、競馬を筆頭に競艇、競輪、オートレースといった所だろう。
これらのいわゆる公営ギャンブルに比べると、パチンコやパチスロというものは非常に「甘い」のだ。
何が「甘い」のかと言えば、それは還元率である。
還元率とは、賭け金に対してユーザーへ還元される比率の事である。
その還元率分を参加しているユーザーで分け合う(というよりも奪い合う)のが公営ギャンブルの仕組みだ。
この還元率が、公営ギャンブルと比較すればパチンコやパチスロは高め、つまりは比較的多くの割合がユーザーに還元される場合が多い。
還元率 | |
競馬 | 74% |
競輪 | 75% |
競艇 | 75% |
オートレース | 75% |
宝くじ | 46% |
サッカーくじ | 50% |
パチンコ・パチスロ | 80~90% |
このように、公営ギャンブルは概ね75%程度の還元率となっているのに対して、パチンコ・パチスロは80~90%という高還元率を実現している。
こう見ると、公営ギャンブルに比べれば、パチンコやパチスロが比較的「甘い」というのは理解してもらえるだろう。
それにしても、宝くじやサッカーくじは還元率だけ見ると買う気が失せる低還元率である。
しかし一方で、1等が当たれば大きいというのは宝くじやサッカーくじであるから、そういった意味ではバランスが取れているとも言えるのかもしれない。
パチンコやパチスロというものは、公営ギャンブルに比べればローリスクローリターンなギャンブルと言えるだろう。
もっとも、パチンコやパチスロをギャンブルの一種と定義する事自体が、そもそも間違いではあるのだが。
他のギャンブルとは仕組みが根本的に違う
他のギャンブルと比較して還元率が高いという事を説明したが、実はこの表現は少々語弊があるのも確かだろう。
というのも、パチンコやパチスロで言う所の還元率というものと、公営ギャンブルや宝くじなどで言う所の還元率には、根本的な部分で明確な違いがあるからだ。
何がどう違うかと言えば、公営ギャンブルや宝くじについては、ユーザーから集めた賭け金の一部を胴元(運営者であったり国であったり)が決まった割合だけ取り、残った金額をレース結果などによってユーザーへ分配する仕組みであり、その胴元の取り分を取った残りの割合を還元率と言っている。
例えば胴元が25%を取った場合、残りの75%をユーザーに払い出すことになる。
ゆえに還元率は75%となり、その75%の金額をレース結果の予想を的中させた人に分配するという仕組みで運営されている。
これは公営ギャンブルにしろ、宝くじにしろ同じことだ。
それに比べてパチンコやパチスロは、公営ギャンブルのように胴元が決まった割合を取るという仕組み自体が存在していない。
さきほど表で示したパチンコ・パチスロの還元率をみてみると、80~90%という曖昧な表記になっている。
これは、元々決まった還元率が設定されているわけではなく、ホール営業の実態として大体これぐらいの還元率になっているということを示しているにすぎない。
ではどうやって利益をあげているのかといえば、先ほど説明した「設定」というものを駆使しているのである。
設定によって負けやすい台と勝ちやすい台に調整しておき、ホール全体の差し引きでおおよそ80~90%の還元率に収まるようにするというのが、パチスロにおける還元率というものの考え方だ。
だから公営ギャンブルのように、レース結果に関係なく胴元が25%を手にして、ユーザーへの還元率が固定で75%程度という仕組みではなく、時にはホール側が想定していなかったような還元率になってしまうという事少なくない。
であるから、ホールの場合は毎日80~90%の還元率になっているわけではなく、70%という日もあれば、100%を超えるような日も稀にはあるのだ。
とは言え、ホール側も商売でやっているわけだから、基本的には還元率が100%を超える赤字営業というのは稀であるのも確かである。
ホール側はこういった「赤字営業」というものをアピールしがちだが、実際の赤字営業というのはホールが言うほどには多くはないという事は、知識として覚えておくと良い。
設定は外から見えない
パチスロには設定というものが存在し、それによって勝ちやすい状態の台と負けやすい状態の台があると説明してきた。
だとしたら当然、全てのユーザーは勝ちやすい台を打ちたいだろう。
しかし実際には、多くの人が負けやすい台を打って、実際に負けている。
この理由はいくつかあるが、そのうちの一つは「設定というものが外から見ても分からない」という点にある。
内部的に勝ちやすい設定になっているのか、負けやすい設定になっているのかを外から判断する事は出来ないため、否応なく負けやすい設定の台を打ってしまう人が多い。
とくにパチスロはパチンコに比べると、稼ぎ方についての知識を断片的にでも持っている人はそれなりに多い。
だからもしパチスロがもっと簡単に外部から設定を察知できるような仕様だったとしたら、今のパチスロ営業は成立しないだろう。
しかし、本当に全く分からないわけでもなく、台の実践データから推測する事は可能だ。
また機種によっては、設定確定演出というものが搭載されている機種もあり、それが出現すると設定〇以上確定だとか、設定6確定といった演出も存在する。
設定というものは、あからさまに分かり過ぎるのは問題だが、全く分からないのも問題なのだ。
その塩梅が絶妙なのがパチスロという遊戯、あるいは競技と言っても良いかもしれない。
「高設定狙い競技」としてパチスロに向き合っているパチスロユーザーが何割ぐらい居るのかは定かではないが、見えない設定を見ようとする試みにパチスロの面白さを見出している人は少なくないだろう。
見えている景色が違う
多くのパチスロユーザーは「とにかく勝ちたい」、「少ない投資で沢山のメダルを獲得して大勝したい」と思っている。
しかし、そのためにはどうしたらよいのか、それを実践する上で必要な事はなにかという事は、知らないユーザーが多い。
またそういった知識を断片的に持っていたとしても、実際に勝つためにそれを実践するのかと言えば、そこにも大きなハードルがある。
つまりは何となく、たくさん当たってガッポリ勝てたら嬉しいな・・・というような漠然とした認識で打っている人が非常に多いのだ。
もちろん、パチスロを趣味として打っているのであれば、それが普通であるし、それで良いとも思う。
また人によっては、収支についてはある程度は度外視して、自分の好きな台でパチスロとしてのゲーム展開を楽しみたいという感情が強い場合もある。
またある人は、暇つぶしと運試しを兼ねて、より軽い気持ちでパチンコやパチスロに向き合っている。
このように、同じようにホールに集い、同じように台の前に座ってパチスロを打っている人であっても、見えている景色、求めているものは人それぞれ異なるのだ。
皆が皆、とにかく勝ちたい、勝つためにはどうしたら良いか、それを実践する上で重要な事はなにか、というような事を真剣に考えるわけではない。
稼ぎ方の基礎すら知らない人、知識はあるけど実践していない人、収支は二の次で楽しみたい人と様々な思惑をもっている。
実際の所、パチスロで勝つにはどうしたら良いかを突き詰めた場合、勝ち筋というのは自ずと限定されるのだが、そこにパチスロユーザーの大多数が集まるわけでもない。
このユーザー思考の多様性が、パチスロといギャンブル的競技が長く続いて来ており、意識すればパチスロで継続的に稼ぐことができる理由の一つである。
印象と実績は乖離する
例えば、5日間連続でホールへパチスロを打ちに行ったとする。
- 1日目:-10,000
- 2日目:-5,000
- 3日目:+2,000
- 4日目:-15,000
- 5日目:+25,000
その結果こんな収支となったとしたら、5日目を終えた時点でアナタはどう感じているだろうか。
最初の2日間はマイナスが続いたが、3日目は一応プラス収支、その後4日目に再びマイナス収支となってしまったものの、最終日には4日目のマイナスを大きく上回るプラス収支を上げる事が出来た。
こうなると、かなり多くの人は「とりあえず負けてはいない」ような気分になるのではないだろうか。
特に直近の3日間に限定したらしっかりとプラス収支となっているわけだから、その印象が強く反映される可能性は高いように思える。
しかし実際には、5日間合計の収支は-3,000円となり、マイナス収支である。
もちろん感じ方には個人差があり、1日目と2日目の収支が頭に強く残っている人なら、むしろ大きく負け越しているような気分になる人もいるに違いないが、その視点で見れば負け金額は3,000円で済んでいるのだから、軽傷と言えば軽傷だろうか。
このように、人が感じる印象というものは、現実に起こった実績とかけ離れたものになる事も多い。
今回の例では5日間だけの話だったが、これが1か月、半年、1年という期間になれば、当然そのズレも非常に大きくなる。
一般的にパチスロで継続的に勝っている人は収支を記録している事が多いのだが、これを記録していない状況で言う「勝っている」という認識ほど、アテにならないものもない。
もちろん、稼ぎ方を確立した状態で収支を付けていないという玄人もいるにはいる。
しかし、それはあくまでも稼ぎ方を明確に身に着けているからこそできる行動であり、これから稼ぎ方を身に着けようとする人が参考とするものではない点は注意してほしい。
まさに玄人だからこそできる事であるため、初級者が真似をすると痛い目をみる可能性がきわめて高い。
と言うよりも、初級者は自分の収支を正確に記録しておかないと、実際に自分が稼げているのかどうかの判断すらつかないだろう。
本講座を終えて、実績を作り、稼ぎ方が身に付いたと自信を持てた後に、場合によってはそういった選択をするのも良いだろう。
ともあれ、まずは記録を付ける事、稼ぎ方を身に着けている最中においては必須の行動と言える。
ローリスクミドルリターン
パチスロで稼ごうと思った場合、その良さは何と言っても圧倒的にローリスクである事だ。
例えば、ギャンブルという土壌で言えば、競馬にしろ競艇にしろ、レートに上限はない。
であるから、いくらでも投資金額を膨れ上がらせる事ができるため、破産する事も簡単だ。
それに比べるとパチンコやパチスロは、1玉4円、1枚20円(共に税別)までが上限と決まっており、それ以上に高レートな営業は禁止されている。
だから例えば、一日で100万円負けようとしても、パチンコやパチスロでそれをするのは物理的に不可能と言っても良い。
また、例えば起業家として事業を起こして収益を上げようとする場合、そこには資本金や運転資金など、様々なリスクやコストが掛かって来るし、その事業が上手く行くか否かは極めて属人的な資質に左右されるだろう。
これに比べてパチンコやパチスロは、数十万円や数百万円という資金は無くても始められる。
それこそ、5,000円の元手から始める事だって可能だ。
もちろん5,000円では元金割れを起こす可能性がかなり高めであるため、少なくとも5万円、出来れば10万円程度を用意した状態でパチスロで稼ぐ事を始めた方が精神衛生上は良いだろう。
しかし、例えば手持ちの資金が尽きたらバイトでも何でもして稼げばよいというスタンスであるのなら、本当に少額からでも始められるぐらいにローリスクであるのは確かな事だ。
さらに属人性、つまりは才能の有無がモノを言うか否かという点でも、パチスロで稼ぐ事にも当然向き不向きはあるが、その度合いは起業家のそれに比べれば圧倒的に微々たるものだ。
パチスロ稼働で得られるリターンについては、さすがにハイリターンとは言えないが、ミドルリターンと表現できるぐらいのものは十分に得られる。
リスクが低く、そこそこ稼げる、それがパチスロ稼働の大きなメリットと言える。
勝ち筋が複数ある
先述のとおり、パチスロで勝つための基本的な考え方は、勝ちやすい状態に設定された台を打つというものだ。
こういった手法を「高設定狙い」と呼び、パチスロで稼ぐための稼働の代表的なものとなっている。
この手法を実践するためには、当然ではあるが高設定となっている台がホールの中に存在している事が大前提となる。
裏を返せば、いくら高設定狙いを実践したくても、高設定となっている台が一台もない状況であれば、完全にお手上げである。
しかし、そこで絶望しなくても良いのがパチスロの良いところだ。
パチスロで稼ぐことを考えた場合、必ずしも「高設定」が存在せずとも、ほかの勝ち筋を見出すことができるのだ。
個別の手法については後日扱うため詳細は割愛するが、「天井狙い」や「リセット狙い」、あるいは「ゾーン狙い」と呼ばれるようなものがそれに当たる。
これらは総称として「ハイエナ狙い」、普通は「ハイエナ」とだけ言われるが、これもパチスロ稼働の代表的な手法の一つである。
このハイエナ稼働の良いところは、低設定であっても勝てる状況が存在する点にある。
仮に、訪れたホールに設置されているパチスロ台の全てが低設定、つまり内部的には負けやすい設定にされていたとしよう。
高設定狙いという視点で見れば、このホールではどうあがいても稼働する事ができない事になる。
しかしパチスロの場合、そのような低設定しか存在していないホール状況であっても、特定条件下では勝ちやすい台として打つ事が出来る事もあるのだ。
ここで重要なのは、あくまでも「そういう事もある」という話である点は付け加えておこう。
常にそういう状況であるわけではなく、条件が合致すれば内部的な設定が負けやすくなっている状況であっても、勝ちを求めて打つ事が出来る状況もあるという事だ。
このあたりの話は4日目に扱うので、そこで詳しく解説する事とする。
このように、勝ち筋が複数存在する事も、パチスロで稼ぎやすい大きな理由の一つと言える。
2日目のまとめ
- 本当に誰でも勝てるようになる
- パチスロには「設定」というものがある
- 抽選回数を増やすことで、「勝ちやすい」が「確実に勝てる」へ
- ギャンブルの中ではパチンコ・パチスロは還元率が高い
- 意識や認識のギャップがあるために勝ちやすい
- ローリスクで勝ち筋が複数あるミドルリターンな稼ぎ方
2日目の内容以上の通り。
前回と比べれば、かなり濃密な内容だったのではないだろうか。
1日目がパチスロユーザーなら多くが理解しているような内容だったと思うが、それに比べると2日目はパチスロで稼ぐために必要な知識へ本格的に突入したと言える。
2日目の内容は、稼ぎ方を知っているパチスロユーザーにとっては常識的な話であったが、これから稼ぎ方を身に着けようとしているユーザーにとっては、断片的には知っていても詳しくは知らなかった内容も多く含まれていたと思う。
今回の内容をじっくり読んで、まずは頭で理解してもらいたい。
実際にパチスロで稼げることを実感するためには、やはり実践する必要があると思うが、それは本講座を最後まで読み終えてからにしてもらいたい。
そして実践後に再びこの講座を復習として活用してもらえば、まさに実体験に基づいた理解が深まる事請け合いだ。
次回からはいよいよ、実践的な稼ぎ方の話に入る。
以上、2日目終了。